ワークショップ、その後に
「毎日、測りでお米を量り、2時間浸水したあと、その重さ量り、電卓で計算して水を入れて、10分にタイマーを仕掛けて、その10分の間に、長坂さんの言っていた曲線になるように出来るだけ努めて、その間一回混ぜないといけないし、煮たり焼いたり蒸したり、白米だからとても忙しくて、そしてね、確かに、習う前より、お米が美味しく炊けるようになりましたよ。ありがとうございました」
滋賀県で行ったワークショップ参加者から熱のこもったこんなメールをいただき、うれしくなった。
いつもよりご飯が美味しくなったのであれば、指南した私にとってこんなにうれしいことはない。
こうして炊飯を論理的思考で整理をし、実践してみると様々な気づきに出会うことになる。
ことのほか生産者にとっては画期的なこととなる。
それは自ら育てたで米であっても、本人さえも気づいてない作り手のならではの味わいや風味を体験できるからだ。
何をどう育てたのか?それらを味わいとして忠実に再現し体感するには、あらゆる食材がそうであるように調理技術が要となる。ご飯とは素材が米と水、たった二つだけなのだから、言わずもがなである。
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画像上:異なる産地作り手で同じ品種の米、7種を同時にスイハニング。(カミアカリ勉強会にて)
画像下:香りの違いが明らかに違う、その香りで誰が栽培したかをイメージできる。(カミアカリ勉強会にて)
2020年02月24日 [ 2587hit ]