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釜戸への道【1】おくどさんでスイハニング!

 

滋賀県蒲生郡日野町にある近江商人の旧家に住む友人宅で出張スイハニングしてきました。じつは、ある料理人さんから本格的な釜戸づくりの相談をいただいて以来、釜戸づくりの職人さんを捜すことや、実際の運用について調査研究をはじめてはいたのものの、木質燃料によるスイハニングは簡易釜戸でしか経験のない私、本物の釜戸でのスイハニングをずっと渇望していたのでした。

そこでふと、近江商人の旧家に移住した友人のことを思い出したのです。さっそく連絡してみると「今でも時々使っているからぜひスイハニングしてみてよ・・・」というわけで片道250キロ、近江日野町へ動態保存された「おくどさん(かまど)」でスイハニングすることになったのです。

最初はどんな火の周り方をするのか少し緊張しものの実際はとても使い易く、むしろ簡易釜戸でのスイハニングのほうがよっぽど難しいことにも気付いたのです。思いもよらず理想どおりの仕上がりに驚きつつも、よく考えてみれば毎日煮炊きする日常の設備が難しい道具であろうはずがありません。おかげで暗中模索だった釜戸づくりが、少しだけ景色が見えた素晴らしい経験でした。

つづく

トムさん、川村さんご協力ありがとうございました(画像提供:Tom Vincent)

2019年08月25日 [ 3233hit ]
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