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2月11日号 18年産松下×安米プロジェクト米栽培計画の巻

 2月7日に高野くんが来て2006年平成18年産の計画をして以来、そろそろ松下くんの方も「どうしたものか・・・」と思っていたところに案の定、電話が入った。「ちょうど11日に静岡に行く用事んできたもんで、ちーっと寄って今年の計画をしたいだけーが・・・積もる話しもあるもんで・・・」。積もる話しがあるのはこちらも同じだよ・・・」と思いつつ、彼の今シーズンも変わらないいつもの調子に苦笑したのであった。

 思えば松下くんと出会って9年、米作りのプロジェクトをスタートして今年でついに6回目の栽培となったこと、最初の年は昨年の高野くんの米よりもひどい出来で苦労したことなど、よくもここまで成長し安東米店のフラッグシップ的存在になったことなど、2人で大笑いしながらひとしきり話した後、いよいよ2006年平成18年産米栽培計画の本題に入った。

 昨年の松下×安米プロジェクト米は過去最高の仕上がりだったこともあり、松下くんには高野くんに進言したような大きなリクエストはないのだが、昨年から松下×安米プロジェクト米をご利用いただいている大口ユーザーでもある静岡市内のオーガニックレストラン「ライフ」さんや、東京南青山の「一汁三菜」さんなどへの安定供給のための若干の増産をリクエストした。

 もちろん単位面積あたりの増産ではなく、あくまでも反収7俵以下のアベレージでの増産であるから、当然田圃のやりくりを工夫して面積を増やすということになる。以前からお伝えしているとおり、アンコメ米作りプロジェクト米のクオリティコントロールの指標として、この反収7俵を超えない収量で栽培することが重要な要素のひとつなのである。と云っても大井川の扇状地のあの抜けの良すぎる田圃松下式有機栽培では、どんなに頑張っても7俵以上の収量は望めないから無用の心配ではあるけれど・・・。

 そして今年、松下くんにはもう一つ大きな仕事が始まろうとしている。それはある新品種の栽培である。その品種について現時点では詳しいことは書けないけれど、ある特別な特徴も持つ興味深い品種で、その実験栽培を今年から本格的に開始することになったのです。そんなことから18年産の栽培は例年よりも増して忙しくなりそうな予感です。

 これらの栽培準備のやりくりが決まれば、2月下旬には例年どおり田圃の整備(土木作業)がスタートします。となると、僕の田圃通いも始まるというわけです。

 そこで今年から、店主もちょっとした挑戦をしようと思っています。それは、昨年まで撮影に使っていたコンパクトタイプのデジタルカメラの使用を極力止め、昨今風当たりの厳しい銀塩写真機(フィルムカメラ)を使って写真を撮ろうと思っているのです。学生時代に帰ってマニュアルフォーカス、リバーサルフィルム、レンズ3本持って田圃へ通います。相変わらずのヘタっぴーですが、長い目でお付き合いくださいませ。


こいつが今シーズンのレポートの相棒、愛用の一眼レフである。
こいつが今シーズンのレポートの相棒、愛用の一眼レフである。
2006年01月28日 [ 3131hit ]
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