2017年5月20~25日、ハワイ州ホノルルにある日本米専門店「The rice factory honolulu」で、巨大胚芽米カミアカリの試食会のため羽釜スイハニング(炊き)してきました。これはそのレポートです。
5月21日日曜日、今日のスイハニングはお昼からというので、少し寝坊した。
借りたアパートは病院の近くだったこともあり、夜中は救急車が頻繁に行き来していたが
疲れもあってかそんな騒音も気にせず爆睡だった。
10時過ぎ、今日も日差しが強く蒸し暑い。牛島さんがクルマで迎えにやってきた。
昨日とは違い交通量ガラガラの市内をクルマで疾走、カーラジオから流れるのは昭和の歌謡曲。
ハワイらしい青空に巨大な街路樹(アメリカネムノキ)と昭和歌謡のミスマッチ、なんだか面白い。
今日はthe rice factory honoluluでスイハニング。
昨日同様にタープを立てテーブルと看板を置きコンロを設える。
風が強いのでコンロの周りに段ボールで風防をつくる。
これだと見栄えがイマイチで昨日のファーマーズマーケットなら間違いなくNGな感じ(笑)
けれど美味しくスイハニングすることが最優先!見た目は二の次、三の次!
カミアカリ(玄米)のスイハニング時間は蒸らしも入れて約50分、
12時前には炊き上げるべく即点火。8分で沸騰、いいタイムだ!
そのまま火加減しながら沸騰維持。ふと周囲を眺める。
となりの倉庫はベトナム出身の方が経営する会社の倉庫。そこんちのおばちゃんがバンに荷物を積み込んでいる。
塀の向こうは、やっちゃしている風の改造車が出たり入ったり。そのまた奥から夫婦喧嘩の声がする。
観光地ではないふつうの暮らしがそこに感じとれる。どうってことのない暮らしの只中にいるこの快感。
周囲と自分の境界がとけていくような肌感覚、ようやくこの場に馴染んできていることに気づく。
僕にとってこれが旅の醍醐味だ。
そんな感傷に耽っている間に、羽釜からいい香りとあの音が聞こえきた。
プチプチパチパチ・・・釜肌に水気の減った飯粒が接する時の音だ。
ちょうどその頃にギャラリーも集まって来た。
the rice factory honoluluの御常連、日系の方々だ。
待ちきれないご様子でニヤニヤしながら何度も聞いてくる。
how many minutes?
15minutes!
how many minutes?
10minutes!
how many minutes?
5minutes!
how many minutes?
Done!
カミアカリのおこげから、あのチョコレートを思わせる香ばしい香りがしている。
3回目は快心の出来だった。時を同じくして平行してスイハニングしていた「ゆめぴりか」も炊き上がった。
こちらは白米らしくピカピカに光っている。
おむすび隊が速攻でおむすびをむすんでいく。
むすんだ傍から待ってましたとばかりに御常連の皆さんがほうばっていく。
ニコニコしながらたべる姿、その姿のなんとも幸せそうなことか・・・。
その姿を見、ハワイスイハニング、ミッションコンプリートを実感した。
この後、地元の食関係のメディアの方も数名来られ、
カミアカリのこれまでの生い立ち、ハワイ上陸の経緯、スイハニングのことなどお話ししました。
ここはもちろん日本語ですがね・・・汗
こうして2日間6回のハワイスイハニング、無事にやり遂げました。
旅する羽釜 ハワイ旅 番外編へつづく
<ありがとう!感謝をコメて!>
Wakka Japan 出口さん
the rice factory honoluluの牛島さん、小林さん、スタッフの皆さん
ESI田中隊員、おむすび隊高部隊員
アンコメスタッフ
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