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松下高野10月22日号 あいちのかおりが入荷そして稲刈りの巻

 10月20日待望の高野くんのあいちのかおりがようやく入荷した。全部で20俵と当初の予定より大幅に少ない量だった。高野くんからは「反収7俵を越えるかも?」との連絡をもらっていたがフタを開けてみれば6俵弱の収量となった。もっとも上限7俵を越えるより7俵を下回るほうが品質、食味とも良いと考えているアンコメ米作りプロジェクトとしては良しと考えるべきことだろう。ただひとつ心配なのは高野くんの収入の面だけだ。

 早速、あいちのかおりの面を見た。パッと見た瞬間その粒張りの良さに目を奪われた。明るい飴色と筋張ったしっかりとした形、パンパンに張った粒は見事だった。が、しかしひとつ大きな問題があった。それはカメムシ被害粒の多さである。カメムシは出穂初期に穂に針を刺す被害を与えそこに斑点状の痕跡を残すことで近年全国で問題になっている被害なのです。ほぼ無農薬に近い高野くんの田圃には周辺からカメムシが逃げて来るのであろうか?ある程度予想はしながらも田圃で見る限りではそれほど多くの被害を受けた形跡はなかったが収穫し脱穀した玄米の姿を見ると意外にも多くの被害を被っていたのである。どうしたものかと取りあえず精米してみた。すると精米した米には被害粒が少なかった。どうやら被害粒の多くは精米段階でそのほとんどが粉砕してしまったようなのである。

 精米した米を早速試食してみた。「香りがいい」炊飯している時から感じるなんとも云えない美味しいご飯の香りとふんわりとした柔らかさ、「これがあのあいちのかおり?」と思わず声を出してしまった。もちろん「抜群に旨い!」「文句なし!」と云うにはまだ問題点もあるけれど充分に可能性を感じる仕上がりだった。それにしても「カメムシ被害粒さえなければ・・」とそれだけが残念です。もっとも松下くんでさえ文句なしと評価できるまで5年間の時間を要したことを思えばスタート段階でこのレベルならある意味満足と云える結果だとも云えます。5年後の成功を信じてながーい目で付き合って行こうと思ってます。

 高野くんのあいちのかおりが入荷してから2日後の10月22日(土)は予定していた稲刈り体験会を催した。この時期、運動会やら様々なイベントの多いこともあって今回の参加者はスタッフを入れて9名の参加だった。人数的には少々寂しい会であったがたいへん充実した時間を過ごせた。それは参加者一人一人とじっくり稲のこと松下有機農業のことについて会話ができたからである。会話を楽しみながら6月に田植え体験会で3畝の田圃の半分に手植えた黒米を鎌で刈り、束ねて縛り、はざ掛けする。その一連の作業中に参加者の一人がこんなことを云っていたのが印象的だった。

「足裏に感じる土の感触の微妙な違い、鎌で刈る感触、束ねた稲の重さ、茎の葉鞘部にあるデンプンの甘さ、無数とも云える田圃の中の生命の存在、ミクロの目とマクロの目を同時に合わせ持つ農という仕事の実態、そして知ってるつもりで何も知らなかったこと・・・体で理解することのすばらしさをあらためて痛感しました」


あいちのかおり

被害粒

カメムシ

稲刈り
今回の時間はこちら
充実した時間を過ごせて皆満足。記念撮影を一枚。
充実した時間を過ごせて皆満足。記念撮影を一枚。
2005年01月27日 [ 2559hit ]
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