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5年目の3月11日

 

あの日、3月11日は金曜日、配達先で地震を感じました。
その後クルマのラジオをかけっ放しにして店に戻りました。
とにもかくにも東北、北関東の仲間のことが気がかりでした。
地震や津波、その上に原発までも・・・。
深刻な情報に一喜一憂しつつも、いつもどおりの仕事をすることに努めようと思いました。
 
そんな折、3月14日の月曜日には福島県いわき市へ緊急でお米を送ることになり、
在庫していた福島県の浜通り地方のコシヒカリを30俵(1800キロ)精米したのでした。
日頃なかなか仕入れることのなかったこの地方のお米、
食味がよく品質も良かったことから偶然仕入れたばかりだったのです。
浜通りの米を浜通りへ帰す。
偶然とはいえ、何かの縁を感じつつ荷物を準備し、トラックで運ばれていくのを見送りました。
 
3月16日水曜日、週明けからお米を買い求め彷徨うお客様のピークがやって来ました。
店内でお客様同士が言い争う場面にも遭遇しました。
その日の夜、茨城の仲間へ物資を運ぶためトラックで松下がやって来ました。
皆で依頼された荷物を満載にし、松下と相棒の大塚くんに、おむすびを持たせてました。
見送った皆の心配した表情と、翌朝無事に帰って来た二人の表情が今でも忘れられません。
 
あれから5年が過ぎました。
今年の3月11日も金曜日です。
何もかもが元通りになることは、ないのかもしれなません。
けれど、毎日少しずつやっていけば、その日がやってくるに違いないと信じたい。
様々なことが変わってしまったけれど、今日も米屋がやれていることを感謝しています。
 
2011年3月13日のブログ「米屋のいい訳」から
https://ankome.com/modules/information/index.php?lid=569&cid=10


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 震災の翌年2012年から始まった東日本大震災チャリティーイベント
 
被災してない僕たちが頑張る! 第5弾 in 酪農王国オラッチェ
 
今年も参加します。
アンコメでは全品東北育ちの、玄米食専用品種巨大胚芽カミアカリ、
玄米もち、アーモンド入り玄米もち、えびもち、よもぎもち、を販売する予定です。
皆さまふるってお越しください!
 
日時:3月13日(日)10:00~16:00(雨天決行)
会場:函南町、酪農王国オラッチェ
※JR函南駅から無料シャトルバスが運行されます。
 
「被災してない僕たちが頑張る」FBページ
https://www.facebook.com/bokutachiga.ganbaru/

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画像:藤枝松下圃場3月

2016年03月11日 [ 3409hit ]
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