1月10日、西高東低、北風強し。
日本海側で雪を降らせ乾燥した北風が日本アルプスを越えて太平洋側へやってくる。
澄み切った空気と日差し。典型的な静岡の冬。
それでも平年より気温は高めだという。
昨夜のニュースで過去3番目の規模のエルニーニョが原因だと伝えていた。
田んぼでも例年とは少し景色が違って見える。
例年、この時期になると秋に刈った株から生えた孫生え(ひこばえ)が白く枯れ、
その姿がとても美し眺めたものだが、今年はまだ稲藁の色を止めていた。
目に見えるところでこんな違いがあるのだから、
目に見えない微生物の世界では、さらにたくさんの違いが起こっているのではないだろうか?
誤解を恐れず言うと、変化を恐れているわけではない。
むしろこの変化が原因とする結果が、どのように稲の生長、ひいては収量や食味に反映されるかに興味がある。
またそういう変化に対して、稲のポテンシャル、人の技がどこまで対応できるのかにとても興味が湧く。
2月末には2016年、平成28年産の作付プランを決める。
27年産の収穫後4ヶ月足らずで半年後の未来を考える。
かつて一年一作しかできない稲作を憂いたものだが、
課題の多い近年、どうにも早く感じてしまうのは僕だけだろうか・・・苦笑
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画像上:孫生え(ひこばえ)カミアカリ圃場
画像下:にこまる圃場夕景
( アンコメ米作りプロジェクト / 2015年度 )
2016年01月15日 [ 4906hit ]