TOP  >  ankome通信  >  アンコメ米作りプロジェクト  >  2005年度  >  松下6月20日号 南青山「一汁三菜」の巻
松下6月20日号 南青山「一汁三菜」の巻

 松下くんの田圃に幾度となく見学に来た「ちゃんとした飯を炊く店をやりたい」と一念発起した友人が、ついに念願のお店をオープンした。場所は東京港区南青山。店の名前は「一汁三菜」。たった七席だけの小さな定食屋である。店主の朝川さんはこの店の計画を練り始めるにあたって日々なんとなく食べているこの「ご飯」について何も知らないことに気が付いたという。

 「日常茶飯」というコトバどうり、ご飯はあまりにも日常的で、あえて省みる必要のないくらい日本人の生活に水や空気のように寄り添っている。そんなお米のこと、ご飯のことを知るために僕のところにやって来たのが今年の1月13日。「お米のことならまず長坂くんに聞かなきゃと思って・・・」。彼女の声を聞いたのは10年ぶりだった。早速その週末には静岡にやって来た。「お米のこと知りたいのならまず田圃に行こう!」到着早々、僕は藤枝の松下くんの田圃に車を走らせた。第1章はこうして米の生産現場で松下くんを講師にスタートしたのである。(この時の様子はバックナンバー2004年度「1月16日号冬の田圃にての巻」をご覧ください。)それから約半年、米選び、貯蔵、精米、炊飯・・・僕が知りうるありとあらゆる米のこと、そして米のプロが期待するご飯を味わうための店の在り方を徹底的に伝えたのである。そんなことをしているうちに僕はいつのまにやら、この店のお米アドバイザーになっていたのである。

 こうして僕が関わって半年後の6月7日(火)お店がオープンしました。お店の売りはもちろん「ご飯」。献立は白飯はもちろん玄米もあり、焼き魚、お味噌汁、お漬物などが付く、日本人なら誰しもが好きであろう家庭の味である。ご飯は昼の部と夜の部の産地や銘柄を変えるなど趣向を凝らしました。とくに夜の部ではこのコンテンツでおなじみ松下くんの「松下×安米ヒノヒカリ」も食べられます。
松下くんのお米の持つ野趣溢れる力強い風味はもちろん当店が選んだ他のお米も、それぞれの持ち味を最大限生かすために米研ぎ、浸漬、水加減など、現在解っている技術ノウハウを使って仕掛け、炊飯には萬古焼きの土鍋を用いて炊飯しています。

 こうして東京の皆様にもアンコメの米の味、松下くんの米の味をご賞味いただける機会を得たことを心から感謝するとともに、小さなお店ではありますがこの「一汁三菜」を末永くご愛顧いただけますよう今後ともよろしくお願い致します。

  • 一汁三菜
    東京都港区南青山7丁目12−13−1F
    電話 03−5467−9187
    営業時間 昼の部12時〜15時 夜の部18時〜22時

外観


スタッフ


定食

今回の時間はこちら
ついに実現。一汁三菜+松下×安米ヒノヒカリのコラボレートでござい。
ついに実現。一汁三菜+松下×安米ヒノヒカリのコラボレートでござい。
2005年01月27日 [ 3383hit ]
このページを印刷
カテゴリ内ページ移動 ( 25  件):     1 ..  19  20  21  22  23  24  25