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第16回カミアカリドリーム勉強会レポート2

 

 

11月24日、第16回の勉強会を三島市にあるフレンチgawaMishimaで開催しました。
gawaMishimaは、これまでカミアカリの食べ方をさまざまに提案してくださったシェフ小川正道さんの新店舗。今回は小川さんが手に寄りをかけて作ったカミアカリ料理を味わいつくす会となりました。


新米カミアカリの食べ比べの次は2010年から毎年夏に実施してきたカミアカリツーリズムの報告を行いました。これは現在カミアカリが栽培されている4つの土地(静岡藤枝、茨城奥久慈、福島会津、山形遊佐)へ毎年一か所ずつ訪ね、風土と人、歴史、文化に触れ、それぞれの土地のカミアカリの風味風合いを育む構成要素をまるごと体感するの旅です。画像を見ながら、参加者みなさんにカミアカリ旅をちょっとだけ味わっていただきました。

 

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2010年、静岡藤枝(松下さん)では、大井川の扇状地、志太平野作った大井川とその用水路をテーマに歩きました。初日は志太平野形成の足跡を旧東海道を歩きながら見つけました。
翌日は大井川中流から水の流れとともに松下さん田んぼまでを訪ねました。うだるような暑さの中、田んぼの解説を終えた後、近所のコンビニに駆け込みたべたソフトクリームが忘れられない思い出です。

 

2012年(画像上)茨城奥久慈(大久保さん)では、10世紀に依上郷と呼ばれた時代から中山間地で育まれてきた挑戦の歴史に触れました。田んぼに到着した瞬間に参加者全員から「お〜〜っ」と声が出るくらい素晴らしい出来のカミアカリを見ました。翌日、大久保さんの家のある山田野出畑の祠横でカミアカリを炊き、奥久慈名物の軍鶏をおかずにたべたランチも絶品でした。

 

2013年(画像中)福島会津(菅井さん)では、戦後の開拓で入植した菅井家の歴史と会津人魂に触れました。一枚三反の田んぼが6枚、そのすべてが完璧に揃っていて一点のブレもない。これまで見た田んぼでベスト3に入ると松下さんが言っていたのが印象的でした。ご馳走になった菅井家自慢の自家製野菜の夕餉も忘れることのできない食の記憶です。


2104年(画像下)山形遊佐(齊藤さん)では、鳥海山麓の湧水の恵みと庄内の稲作人の足跡に触れました。初日はカミアカリの先祖、明治時代の品種「亀ノ尾」発見の地、庄内町の熊谷神社をはじめ、庄内の稲作の歴史探訪。翌日は齊藤さんの田んぼへ、鳥海山麓の棚田の最上階、日本海を見渡すことのできる絶景を眺めながらしばらく風に吹かれ心地よい気分を味わいました。
 

 

 

 

 

2014年11月27日 [ 3704hit ]
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