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2月26日号 新たなるプロジェクトに向けての巻

 2004年安東米店は地元静岡で新たな有機栽培米生産プロジェクトをスタートさせました。これはこのコンテンツでレポートしてきた藤枝の松下明弘さんと取り組んできた有機栽培米プロジェクト「松下×安米プロジェクト」での成果から静岡県内でもその土地に合う栽培方法さえ見出せば美味しく個性的な有機栽培米ができることを実感したことがきっかけです。2004年12月にはこの新しい試みに興味を持った数名の生産者との初ミーティングを行いプロジェクトはスタートしました。そして2月26日静岡県西部の遠州森町で第2回のミーティングを行いました。今回の目的はこれから取り組む生産者の皆さんに有機栽培米の今を知ってもらおうと現在安東米店が販売している有機栽培米と特別栽培米(減農薬減化学肥料)の中から人気のある良食味米の試食です。食べることで他産地の現状を舌で実感してもらおうと思ったからです。

 試食したのは福島会津産夢ごごち、宮城登米ひとめぼれ、長野飯山コシヒカリ、静岡藤枝松下×安米ヒノヒカリ、静岡中遠コシヒカリの5種類。どれも人気のあるお米なので「美味しい!美味しい!」と概ね好評でしたがその中でもだんとつの人気は「長野飯山コシヒカリ」と「静岡藤枝松下×安米ヒノヒカリ」でした。長野飯山コシヒカリは魚沼産コシヒカリに代表されるようななめらかな舌触りと柔らかな歯応えそして口に広がる甘み。多くの日本人が旨いと感じる要素をすべて持ち合わせています。また静岡藤枝松下×安米ヒノヒカリはおなじみ松下くんが苦心の末に辿りついた野趣溢れる風味と緻密な生長が醸し出すなめらかな舌触りの米。結論は概ね僕が想定していたとおりのものでした。もしかするともう少し違う意見もあるかな?とも思いましたが。ここまでしっかりした食味の米だと異論の余地はなかったようで参加者も皆一様に納得した様子でした。松下くんのヒノヒカリが皆が想像していた以上の美味しさだったらしく誰からとなく「近いうちに松下さんところへ行きたいね・・・」そんな声も聞こえました。まさに「美味しさは理屈に勝る」です。とにかく近いうちに松下くんの田圃へ行こうということになりました。

 これからも生産者を交えての試食会をやっていこうと思います。数多ある他人の手掛けた米を食べることで自らが手掛ける米の良し悪しを客観的に知ることができるし、また自らの田圃ならではの「できること」「できないこと」「すべきこと」など具体的な戦略が浮き彫りになると思うからです。プロジェクトはまだ始まったばかり、いつかそれぞれの生産者が高いレベルで違う個性を競い合うようなお米がきることを望むところである。

 これで松下×安米プロジェクト2004のレポートはこれで一段落。これから2005に向け準備に入ります。2004年平成16年産松下×安米プロジェクト米は2月末時点で約1トンの在庫となり約3分の2が販売されました。過去4年間冬越しする前に売り切れていたこの米もこれまで経験したことのない暖かくなる5月くらいまで食べられる見込み、今年は今後の食味の変化が気になるところです。また4月から東京青山にオープンするご飯をメインメニューとするお店でも献立の一部としてこの松下×安米ヒノヒカリがお目見えすることになりました。出されるご飯のすべてが土鍋を使うなど美味しいご飯を炊くためのノウハウを徹底的に研究しました。東京の皆様にももうすぐ味わっていただけます。これらも2005年のレポートで報告していく予定でいます。ご期待ください。


試食米


試食米


メンバー

今回のNOISY(ノイジー)

※ノイジーとは・・・
このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。

何の野草かは解らないが冬の田圃ではすでに新しい命の芽生えが始まっている。僕らが休んでいる時でも田圃では微生物が休むことなく働き副産物として土をつくりだし、その栄養豊かで好条件の場所を選んでこうして新たな命が芽生える。もうすぐ春、あのノイズ(風味)の主役達がもうすぐ活動を開始する。
何の野草かは解らないが冬の田圃ではすでに新しい命の芽生えが始まっている。僕らが休んでいる時でも田圃では微生物が休むことなく働き副産物として土をつくりだし、その栄養豊かで好条件の場所を選んでこうして新たな命が芽生える。もうすぐ春、あのノイズ(風味)の主役達がもうすぐ活動を開始する。
2004年01月27日 [ 2738hit ]
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