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能イベント@アトサキ7

 

 

12月1日(日)の18:00から鼓花の会(華道家 辻雄貴、能楽師 大倉慶乃助 他)主催の能イベントが行われます。


タイトルは

森と水の能楽祭-日本の七十二候をいけばなと能楽から考える

 

 フランスで行われた能イベントに続き今回もスイハニングを担当させていただくことになりました。今回スイハニングするのも今年7月フランスのフェール城で行った能イベントで当日レセプション会場でお出ししたのと同じお米、静岡生まれの品種、玄米食専用品種巨大胚芽米カミアカリです。このお米は通常の3倍余りある大きな胚芽を持つことから巨大胚芽米と呼ばれ、その特徴ゆえに玄米で食べることが宿命付けられた稀有なお米です。しかしその宿命ゆえに、お米が育った気候や風土、栽培者の技などが履歴書のように風味の中に感じることが最大の魅力でもあります。その風味は瑞穂の国と呼ばれるこの島国の今を表しているかのようにも思えてなりません。

 そもそもニッポン人が瑞穂の国といわれるアイデンティティを共有するようになったのは、渡来人たちが水田稲作をこの列島に持ち込んでからのこと。能の起源のひとつでもある田楽は稲作労働のためのお囃子であったともいわれ、能と稲作(米)は密接な関わりを持って現代まで続いています。しかし今、分業化専門家された社会においては、これらを一体として感じる機会は皆無です。私は常々、これらは一体となってはじめて完成する景色だと考えていました。今回はそんなひと時を感じていただけける数少ない機会だと思っています。

 

 

<イベント詳細>

日時:2013年12月1日(日) 18:00〜20:30
会場:アトサキ7
   〒420−0035 静岡県静岡市葵区七間町15
   tel 054-273-0730
参加費:5000円(アンコメさんの炊き出しと能楽公演DVD付)*事前申し込み制 限定60人
お問い合わせ:森と水の能楽祭 実行委員会メール

 

 

<タイムスケジュール>
18:00〜18:45:お食事会
*アンコメさんによるスイハニング炊き出し

18:50〜19:05:いけばな空間演出
*辻雄貴による紅葉を使ったデモンストレーション

19:10〜19:25:能楽組曲
*能楽師の方々による能楽の中でも人気の高い演目をメドレー形式で演奏します。

19:30〜19:45:囃子解説
*能楽師の方々に能で使われる楽器について徹底解剖して頂きます。

19:50〜19:55:獅子演奏
*古くから文殊菩薩の使いとして知られる獅子のような勇壮な演奏をお聴き頂きます。

20:00〜20:25:トークショー
司会 田中義郎(Groom しずおか代表)
     長坂潔曉
     辻 雄貴   
     飯冨孔明
*「里山」「稲作」「いけばな」「能楽」など日本文化の豊かさについてお話します。

20:30:終演


<出演者プロフィール>

鼓花の会 

辻 雄貴:華道家 辻雄貴空間研究所代表 草月流師範     
大倉慶乃助:能楽師 能楽大倉流大鼓方

飯冨孔明:能楽師 能楽大倉流小鼓方

<ゲスト>
田中義郎:Groomしずおか代表

長坂潔暁:アンコメ安東米店店主 ESI隊長

竹市 学:能楽師 藤田流笛方

林雄一郎:能楽師 観世流太鼓方


 

住所静岡県静岡市葵区七間町15
2013年11月22日 [ 4464hit ]
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