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12月31日号 大晦日に報告です。の巻

 現在22時27分。自室にこもりパソコンに向かっている。いつもなら紅白歌合戦を家族で観ているはずなのだが、最近忙しさにかまけてこのコンテンツの更新をサボっていたことが気掛かりだったことと、食味計による成分分析に出していた「松下×安米プロジェクト米2004(平成16年産)」の結果が今頃届いたのであと数時間となってしまった今年中に一応原稿書きだけはしておこうとパソコンに向かっているわけだ。

 では早速、食味計数値による「松下×安米プロジェクト米2004(平成16年産)」の実力を見てみよう。今年も昨年同様の食味計を用いて分析しました。2003年(平成15年産)と比べてみてください。

食味計は基本的に5項目の成分を分析することで、おいしさというあいまいな評価を目で見える以下の5項目を数値にすることで客観的に判断する材料と考えています。(以下の数値は近赤外線分析装置を組み入れた食味計において玄米を計測したものです。また計測機種によっても数値は異なります)

  ・水分   (含まれる水分割合を示すもので14〜15%が理想の値)
タンパク (粘りに関わるタンパクの含有量を示すもので8.5%以下が理想の値)
アミロース(タンパク同様粘りに関わるデンプンの含有量を示すもので20%以下が理想の値)
脂肪酸度 (米に含まれる脂肪の酸化を示すもので玄米の場合20ポイント以下が理想の数値)
老化性  (炊いたご飯の冷めても旨いを表すもので80ポイント以下が理想の数値)
「松下×安米ヒノヒカリ2004」の数値データ(玄米)
  ・水分      14.5%
タンパク     6.8%
アミロース   19.2%
脂肪酸度     15
老化性      79
「松下×安米ヒノヒカリ2003」の数値データ(玄米)
  ・水分      14.4%
タンパク     7.0%
アミロース   18.7%
脂肪酸度     18
老化性      76

 結論から云えばほぼ昨年と同様の数値となっています。どの数値も良食味である基準内に入るので文句なしです。その中でも細かく見ていくと脂肪酸度が3ポイント減り大幅に改善されていることが解ります。この結果は実を云うと意外なものでした。収穫期に長雨が続いたおかげで若干ですが刈り遅れしたために脂肪酸度は高くなってしまったかな?と思っていたからです。脂肪酸度が高いと翌年暖かくなる5〜6月あたりからの食味が著しく落ちる恐れがあるためです。ところがこの数値ならば低温貯蔵さえきちんとすれば夏まで美味しさを維持してくれることでしょう。ただしこの売れ行きだと5月前には完売しそうなペースなので無用な心配ではあるのですが・・・。

 そんなわけで2004年もこの原稿を書いている最中に過ぎ去り、只今2005年1月1日午前0時30分。あけましておめでとうございます。そして今年の松下×安米プロジェクトもどうぞよろしくお願い致します。

 


ディスプレイ


白米

今回のNOISY(ノイジー)

※ノイジーとは・・・
このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。

玄米はどこでどんな育ちをしたのかが最も味に反映するご飯だと僕は感じている。2004年平成16年産のこのプロジェクトのテーマは「ノイズ」であった。雑音や歪というネガティブな使われ方をする意味のこの言葉を、あえてポジティブにとらえ植物という稲の生命、その種子であるところのお米の風味の実体だと考えてきた。田圃は自然環境ではなく人間が作り出した環境。しかし人間がバランスよく関わることによってそこに多種多様な生命を育み喰う喰われるの生態系が生まれる。田圃にしかできない野の趣がそこに作り出されるのであ
玄米はどこでどんな育ちをしたのかが最も味に反映するご飯だと僕は感じている。2004年平成16年産のこのプロジェクトのテーマは「ノイズ」であった。雑音や歪というネガティブな使われ方をする意味のこの言葉を、あえてポジティブにとらえ植物という稲の生命、その種子であるところのお米の風味の実体だと考えてきた。田圃は自然環境ではなく人間が作り出した環境。しかし人間がバランスよく関わることによってそこに多種多様な生命を育み喰う喰われるの生態系が生まれる。田圃にしかできない野の趣がそこに作り出されるのであ
2004年01月27日 [ 3446hit ]
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