福島会津豊熟仕立てコシヒカリ
アンコメでは3月〜4月の間に昨秋に入荷した契約栽培米のいくつかは売り切れとなります。ですから、これから22年産新米入荷の9月までの期間は後半戦として考え、お米ラインナップを見直します。その新たなラインアップを担うなかで要になるのが、「豊熟米」と店主が期待を込めて呼ぶ、このお米です。商品名、「福島会津豊熟仕立てコシヒカリ」。レギュラーで販売している会津コシヒカリとは分けるためこのように命名したわけです。
「豊熟仕立て」にはこんな意味があります。一般には長期保存のために米の含水量を15％以下仕立てるところを、このお米の場合には新米時の風味を守るために含水量を16％以上に仕立ててあります。品質を守る上ではリスクが大きいですが、米の旨みや風味を優先した結果、この方法を選んだというわけです。じっさい、このお米の魅力は、炊いている時、その香りから実感できます。もちろん、食べればその意味するところはさらに実感できます。
じつはこのお米、アンコメには珍しく、有機でも特別栽培米（減農薬）でもありません。しかしあえてオススメするのは、このお米を育んだ稲が、きちんと育ったこと。そして仕上がった米を、きちんとした考えを持った人達が持てる技術で調整管理して仕立てたこと。なにより、お米そのものがじつに魅力的だったこと。そういうお米だから、肩書きやスペックにこだわることなくフェアに判断し、オススメすることにしました。有機でなくても良い農、魅力的な農はたくさんあります。このお米もそういう数多ある中の一つだと思って味わってもらいたいです。
福島会津豊熟仕立てコシヒカリ
栽培地：福島県大沼郡会津美里町
栽培方法：慣行栽培
生産者：舩田 明
白米、玄米、分づき米（玄米価格）
1キロ 600円 5キロ 2900円 10キロ 5700円
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