はじまりは雨と低温

2015/4/26 22:33 投稿者:  ankome
 
 
 
4月は散々な陽気だった。
雨と低温。
梅雨のような長雨は日照を妨げ低い気温が続いた。
田んぼ仕事が進んでないのは明らかだったが、その心配をしている余裕は僕にもなかった。
そして今日(4/26)、ようやく田んぼへ行って来た。
 
顔を合わすなり堰を切ったように話しが止まらなくなった。
まあ〜どうしようもね〜こんな天気はたぶん初めてだ〜
今年はレンゲ(緑肥)が根腐れしちゃって肥料になるのかならないのか?どうなるだか検討がつかん・・・
カミアカリはどうにかこうにか、おととい種まき終わった・・・
乾かない田んぼは仕事ん進まね〜それでもまあどうにか、ようやく追いついてきた・・・
 
気になったのはレンゲの根腐れ。
雨が多く日照不足とあって何らかの菌にやられてしまったらしい。
例年田んぼ一面にレンゲが繁殖するのだが、今年はまるで円形脱毛症のようだったという。
この状態でどれだけ窒素固定できたのかが全く読めなくなった。
今年はこのレンゲを深く鋤くか浅く鋤くかの調整で、いろいろと実験しようと思った矢先のこの事態、
スタートから思い通りにならなくなった。
 
とは言っても、これも含め今年の作り。
どうなろうと一年一作。何もかもを受け入れて、その中で最適化するほかにない。
肥料について言えば、効き過ぎるよりもよっぽどいい。
足りなきゃ足せばいいんだけどね・・・と松下。
 
毎年のことだが人が関わることで調整できるのは田植えまで。
できるだけのことをやって、あとは稲に任せるのみ。
松下にとって気の抜けない日々はしばらく続く。
 
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画像上:昨年の切り藁が風雨で田んぼのクロ(隅)、北東方向に波打つように堆積していた。
画像中:10町歩弱ある田んぼの設計図。水はけの良し悪しなど一枚一枚の田んぼの情報を書き込まれている。作戦を練る松下。
画像下:3月に整備した田んぼ。水平にすること。水漏れしない畦を作ること。水の出入り口を修繕すること・・・。水が入るまでの田んぼ、すぐに草が侵入する。