今年で4年目の松下×安米プロジェクト。このコンテンツをご愛読いただいてる方はご存知だと思うが2年目の2001年から企画した「稲刈り体験会」は毎年、雨、雨、雨で3年続けて中止の憂き目に遭っている。おかげで松下くんに雨男呼ばわりされるほど僕は毎年この時期の秋雨前線にいたく気に入られている。そこで今年は土曜日を本番、日曜日を予備日として稲刈り体験会を企画した。いくらなんでも2日続けて雨が降ることはないだろうと思ったからだ。ところが前日の晩、9時頃から雨が降り始めた。それもドシャ降りの雨。テレビをつけると、こともあろうに遠州地方に大雨洪水警報まで発令されるほどのひどい降り。「あァ〜あダメか・・・やっぱりおいらは雨男なんだ」と、ほとんど諦めの境地で床に着いたのだった。・・・・・朝6:30起床。意外にも空は晴れあがっていた。7:30に松下くんが田圃を見て判断し、開催するか否かを決めるという予定だったがそんなことも忘れて簡単に朝食を済ませ田圃に向かって車を走らせた。田圃周辺もすっかり晴れて気持ちの良い風が吹いている。稲刈り予定の田圃はところどころ雨が残っていて絶好のコンディションとはいかないまでも、ついに4年目にして悲願の稲刈り体験会を行うこととなった。
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レクチャー
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![]() テントウムシである。正確にはテントウムシ科ナナホシテントウである。昆虫図鑑によればアブラムシを食べるので益虫とされています。田圃には様々な生物が生息し生態系を作っていることは以前にも述べたとおりですが、そもそも虫に益虫害虫の別はなく人間に好都合な虫を益虫。不都合な虫を害虫。と仮に呼んでいるだけのことである。テントウムシは見かけも可愛らしいので益虫度が高い。このプロジェクト的に云えば益虫度が高かろうが害虫度が高かろうがこの田圃に存在するすべての生き物は概ね益虫である。だってその存在がこの独特の風味を作ってい |