2001年度
松下君との共同プロジェクト
3月のとある水曜日、数年来の友人である藤枝の稲作生産者、松下明弘くんから突然電話が入った。酒造用好適品種「山田錦」の生産者としては全国的にも一目置かれる彼とは、ある地酒の研究会が縁で意気投合し以来付き合っている間柄。そんな彼からの電話は飯米用(ごはん用)米づくりのオファー。当店と共同で「松下農法」(小生が勝手に名付けた彼独自の生物哲学!?経済学!?にもとづく有機農法のこと)で飯米用のお米を増やそうというもの。彼は数年前、青年海外協力隊としてアフリカに農業指導のいったつもりが逆に”指導されて帰ってきた”という異色の農業家、「野に生える野草は耕すこともなく肥料もやることなくとも花が咲き実をつける」そんなあたりまえの生物としての営みを、米づくりに生かすことが彼の「農」の原点である。以来数年、稲とタックを組んで”理想の農”を追求しているのだ。そして今年、小生もほんの少しではあるが、そのお手伝いができることになったわけなのです。お手伝いといっても邪魔にならぬよう主に、収穫後の販売と生育過程などのレポートを、当HPにてご報告していこうと思ってます。
5月27日号 代掻きを見に行ったの巻 | |
おそい昼飯を食べたあと愛車ジムニーに、ゴム長ぐつ、ノート、デジカメ、一眼レフカメラ&フィルムなどの取材道具を積み込み国1バイパスで藤枝へ向かう。松下君の自宅で「六郷の田圃で代掻きしてるよ!」と奥さんに聞き土地勘もないのに見当つけて車を走らせた。 付近の田圃はすでに田植えは終わっており、今ごろ代掻きしている&rdqu... |
2001年01月14日 [ 4195hit ]