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中学生の自分へ。
中学生の自分へ。

 

 

三日間にわたる職場体験が終わった。
中学生のS君は物静かで言葉数も極めて少ない少年だった。
そんな彼にタスクを与えてみた。

 

昼のごはん炊き。
アンコメ的にいうとスイハニング。

 

初日だけ丁寧にレクチャーし、いっしょに炊いた。
二日目は下準備だけいっしょのやったが、火加減は任せてみた。
三日目は思い切ってすべて任せ、じっと横で見ていた。
結果はもう少し加熱したかったが悪くないコンディションで炊けていた。

 

美味しく炊けたね・・・よくできたね・・・と、声を掛けると、
あ、はい・・・とだけ彼は答えた。

 

そんな彼を見ていて、中学生の頃の自分と少しだけオーバーラップしていた。
大人や同級生、仲間たちとどう接すればいいのかが分からなかった。
何にもわからない半人前以下であることも承知していた。
それでも人として扱ってもらいたい・・・ささやかながらそんな思いもあった。

そんな少年の自分に対して、父親年齢の自分がどう接するべきか?

そこでこんなことを心がけてみた。


同じ目線になって、きちんと説明する・・・。


おつかれさまS君。
お家でもスイハニングしてね。

 

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2012年06月01日 [ 3436hit ]
職場体験。
職場体験。

 

 

今日から3日間中学生S君が職場体験。
おもな仕事は配送チームの手伝い。
だけどアンコメでは何でもやってもらいことにしています。
初日とはいえ特別扱いはしません。

 

まずは開店前の掃除、店のディスプレイ・・・
それが終わると精米工場、そして配送チームの手伝い・・・。
で、11時半に待っているのがアンコメ恒例、土鍋炊飯特訓・・・スイハニング特訓です。
お昼にたべるごはんを中学生がアンコメ流で炊く、
つまりマンツーマンでスイハニングを伝授しちゃうわけです。
たった3回のトライだけど、職場体験で来た中学生はみんなできるようになる。
家に帰ってからの4回目には、ほぼ完璧にスイハニングしてしまうから親御さんはみんなビックリする。
いいでしょ!

 

せっかく縁あってアンコメに来たのだから、たくさんのことを体験してもらいたい。
その中にあってスイハニングは五感をフルに使う仕事だから格別だと思う。
見えない鍋の中から発せられる、か細い情報をたよりに想像する。
はっきりとした答えがあるわけでない世界の面白さ、
余白とグレーゾーンだらけの世界をそのまま感じる。
いつかの日かS君がこの感触を味わい尽くす日、
わかる日がやって来ることを切に願うよ。

 

ビバスイハニング!

 

あれま・・・大げさな話しになっちゃった・・・。

 

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2012年05月29日 [ 3454hit ]
この街について。
この街について。
 
 
今週末、静岡市のダウンタウンではいくつかのイベントがあった。
 
おまちバル・・・etc
 
老若男女、大勢の人手だった。
経済効果のほどはよく分からないけど、そういうことよりも・・・
そこにいる人たち、歩いている人を見ていると皆さんとてもいい顔してる。
皆さん週末を楽しみにダウンタウンにやって来ている。
そういう雰囲気に満ちていた。
 
虫の目でみれば、個々に問題や不満は山積だろうと思う。
けれどこうしてホームタウンで楽しむことに熱心な市民が大勢いることの事実。
とても素敵なことだと感じた。
 
それに街がなによりきれいだと思う。
ゴミだって落ちていない。
有名な建築や洒落た店が多くあるわけじゃない。
道だって昔とは基本的には変わらずそのまま。
いや、そこがいいのだ。
 
イベント会場を外れたからといって閑散としているわけでなく、
落ち着いた雰囲気を保ちつつ、それがいいと感じる人がちゃんといて、街の佇まいを作っている。
かく言う僕がそういう人なのだけど・・・笑。
 
年齢のせいなのか?
それとも本当に良くなっているのか?良くなっているにちがいない。
この街はなかなかいい街だ・・・と、素直に思えるようになった。
 
もっと味わえる街になるといいね〜。
いやいや・・・もっと街を味わえる人にもなりたいね〜。
と、ダウンタウンで偶然会った友達と話した。
 
こんなことを思いながら街歩きをした午後でありました。
 
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Tedeschi Trucks Band ~ Midnight In Harlem
 
 
 
2012年05月28日 [ 3810hit ]
出張スイハニング@茶町
出張スイハニング@茶町

 

 

好評の3.11アンコメもやりますキャンペーン。
今週からは松賞(出張スイハニング券)が当たったお客様へ出張スイハニングが本格化しています。

 

今回は一年のうちで今が一番忙しい静岡ならではのお客様。
茶町と呼ばれるお茶関連のお店が軒を連ねる北番町の茶商さんの会社でランチタイムスイハニングしました。

 

社長のIさんによれば、「一番茶仕入れが完了したので、お疲れ様会でお願いしたんですよ・・・」とのこと。。
スタッフ全員とお友達の総勢8人。
Iさんがカミアカリファンなので、特別にカミアカリもスイハニングしちゃいました。

 

持ち寄りのおかずも豊富で美味。アンコメ店主もがっつりいただきました!(ご馳走さまでした〜)
さすが茶商さん、新茶も味わいながらのお食事会。
ごはんとお茶、このコラボは本当にベリーベストだな〜と感じた出張スイハニングでございました。

 

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画像上:今回は土鍋で玄米と白米をスイハニングした。
画像中:巨大胚芽米カミアカリ、おこげの香ばしいかおりがたまりません!
画像下:松賞(出張スイハニング券)が当たったお客様にはこんな券を差し上げてます。

2012年05月24日 [ 3553hit ]
旭

 

 

2012年

 

5月21日

 

7時32分

 

 

 

こういうことがおこるんだよな。

 

 

 

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画像上:東の窓より、谷津山。
画像下:東の窓より、金環。

 

Maria Callas - "Mon coeur s'ouvre à ta voix" da "Samson et Dalila"

 

 

2012年05月21日 [ 3415hit ]
うっかりしたら、お湯!
うっかりしたら、お湯!

 

 

うっかりした〜!


午後一番で巨大胚芽米カミアカリを炊くデモがあったんだった。
気づいたのは開店直後の9時15分。
今から浸漬しても間に合わない・・・。

 

そこでお湯で浸漬することにした。
給湯器から出るお湯約40℃。
途中、何度もお湯を入れ替え約3時間半、無事浸漬完了。

炊飯水重量は浸漬米重量×135%でGO!
その後、いつもどおり土鍋でスイハニング。
文句なし!いい炊き上がりたっだ。

 

じつはこれ、炊飯器の玄米炊飯のフローを真似ただけなんです。
メーカーによって炊飯フローは違いますが、
浸漬していないお米を炊く場合はお釜の中はだいたいこんなことをしています。

 

うっかりしたらお湯!(手で触れる温度)
お忘れなく!

 

※浸漬=お米を水に浸すこと。

 

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2012年05月17日 [ 3906hit ]
山超え、谷超え、そして海へ。
山超え、谷超え、そして海へ。
 
 
土曜日は土鍋スイハニング(ごはん炊き)のワークショップだった。
会場は川根町千頭駅前のコミュニティスペースREN。
川根町は大井川の上流にある茶どころ。
そこで今回は準備したお米は、大井川の水で育まれたお米、下流域に広がる志太平野、おなじみ松下さんのお米。
それも東海地域らしいお米「あさひの夢」を選んでみた。
 
小人数だったから家族的な雰囲気でのんびりスタート。
今回もテーマは、五感でごはんをスイハニング。
水加減、火加減、すべて五感が頼り。
湯気が作る景色、香り、音・・・数値化できない感性に頼る。そこを信じてスイハニングする。
それでも初土鍋スイハニングの参加者の皆さんは準備した一升五合(約2キロ)のお米はすべていいコンディションで炊き上げました。
 
ワークショップ終了後、
思い立って御前崎で行われているという「つゆひかりカフェ」へ行った。
山超え、谷超え、川超え、茶畑超えて、海まで走った。長かった。
日が傾く頃にようやく御前崎町到着。
残念ながら、すでにイベントは終了していたが、友人が今宵行われるという宴に誘ってくれた。
 
招かれたのは庇の深い平屋の家。お世話になっているNさんのご自宅だった。
宴の準備をしていた友人とそこで合流。
それから宴の手伝いをしたり留守番したりして薄暮のひと時を過ごす。
ふと本棚に目をやると気になる絵本あり。「デルス・ウザラー」
寝っころがりながら頁をめくる。
ちょうど読み終わる頃、家主と客人がやって来た。
懐かしいような、初めてのような、窓という窓がすべて開け放されたその広間の宴はじつに心地よく集まった方々もじつに素敵な面々。
図々しくも飛び入り参加させてもらって正解であった。
 
気付けば23時。
大好きな真夜中のドライブ。
ガラ空きの旧東名高速飛ばして静岡へ。
 
 
 
*ワークショップにご参加いただいた皆さん、お疲れさまでした。
*コミュニティスペースRENの奥野さん、素晴らしい機会を作っていただき、ありがとうございました!
*御前崎市の関係者の皆さん、突然の訪問にも関わらず暖かく迎えていただき、ありがとうございました!
 
画像上:REN
画像中:御前崎市夕景
画像下:御前崎市夜景
 
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Mahler - Symphony No5 Adagietto
 
2012年05月13日 [ 3678hit ]
五感でごはんをスイハニング@千頭Ren
五感でごはんをスイハニング@千頭Ren

 

土鍋ごはん炊きワークショップ、参加者募集中!

 

土鍋でごはんを炊きたい・・・。でも水加減や火加減がむずかしくて・・・。
なんて思ってる方も多いのでは?
アンコメ流土鍋ごはん炊き(スイハニング)なら心配ご無用。初めてでも失敗しません!
1回目から感動する美味しさが味わえます。
5回炊けば、おこげも自由自在!アンコメ流、免許皆伝!
6回目にはお友達に教えちゃいましょう。

そんなアンコメ流ごはん炊きのワークショップを川根本町千頭駅前コミュニティスペースRen(連)で開催!
ふるってご参加ください!
詳しいお問い合わせ、参加申し込みはコミュニティスペースRenまで。
 
【日時】2012年5月12日(土)11:30〜13:30
【会費】おとな1000円 こども500円
【定員】10名
【会場】コミュニティスペースRen
     静岡県榛原郡川根本町千頭1216-20 TEL:0547-59-1992
【持ち物】マイ茶碗、マイ箸 

 

電話番号0547-59-1992
住所静岡県榛原郡川根本町千頭1216-20 
2012年05月09日 [ 3993hit ]
特講二時間!
特講二時間!
 
 
GW最終日は田んぼ。
今日は同行者、若き料理人Mくん。
 
苗場から始まった田んぼ談義はあちこちに逸れる。
最後は作業小屋の肥料製造場のいい香りが刺激となってお腹が減って無事終了。
 
話しを聞くだけでどうしてこんなにも疲れるんだろう・・・とMくん。
おつかれさまでした。
 
このレポートは後日アンコメ米作りプロジェクトのコンテンツで書きます。
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画像:僕らも30代の最初の頃、先輩たちの話しはチンプンカンプンだったよ。
2012年05月07日 [ 3121hit ]
マトリョーシカ
マトリョーシカ
 
仕事でノッポなビルの最上階へ行った。
 
人は何でこんな高い建物を作るんだろう?
土地の有効活用っていえば済んでしまう話しだけど・・・
それは言い訳で本能的に何かがあるように思う。
 
カミの視座への憧れ?
自分のいる世界を俯瞰したい。
そんな欲求が本能的にあるような気がする。
 
最上階の窓から雨に煙る下界を俯瞰しながら田んぼで微生物を眺めている時と同じ感覚を持った。
それから「無限の入れ子世界」の妄想にふける。
まるでマトリョーシカみたいに。
 
僕のいるここは何番目なんですか?
もっとも外側にいる方、教えてもらえないだろうか?
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Bach Goldberg Variations Var 4
 
2012年05月03日 [ 3711hit ]
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