さっき入荷、松下×安米あさひの夢。 | |
10月というのに夏のような暑さ。
午後一番、あさひの夢、25俵入荷。
じつは今日の昼、昨日預かったサンプル米(白米)を試食した。
12回目の安堵。
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台風一過。 | |
心配はしてなかった。
被害はないよ〜。とのメールはもらっている。
それでも自分の目で見ないと気の済まない性分。
クルマで45分、田んぼへ走る。
もちろん被害はない。
それどころか見事な色合い。
青空に映えるね。
暑い。気温30度。
稲刈りは13日。
もうじき黄金色に輝く。
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待ちに待った秋の到来。
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画像上:24日
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旅先は弥生。 | |
土曜日はソロのスイハニングミッションを行った。
いや正確にはスイハニングではない。
前炊飯時代へのタイムトリップしてのミッションだった。
旅先は直線距離でたった5キロ程度だが、2000年以上も前の弥生時代。
人口約70人の登呂村。
羽釜はおろか愛用の土鍋さえ持って行けない。
あるのは現代人が台付甕型土器なんて野暮な言い方をする素焼きの土器。
それが4つ用意されていた。
時間旅行までして現場で何をすべきか?
ここ2週間、腰の不調に耐えながら考えた。
なかなかすっきりとしたアイデアが浮かばないで悶々としていたら
アイデアの断片がいつの間にか目の前に現れた。
断片1:根昆布
断片2:塩鰹
断片3:軍鶏
断片4:蓋
ただの再現では時間旅行する意味がない。
かと言って「現代はこうですよ・・・」なんて上から目線はぜんぜん違う。
弥生に持って行っても違和感のない素材とアイデア。
手の込んだ調理はぜず、運転は土器に任せ腹で考えながら行き先、落としどころを探ってみた。
1号・2号甕
混合分づき米(静岡森町堀内米キヌヒカリ:3〜7分)をひたすら煮る。
米が硬ければ水を足してまた薪をくべる。
いっぽうには、西伊豆田子の「塩鰹」を、
もういっぽうには、真昆布の根昆布(白口)を放り込みひらすら煮た。
3号甕
水に軍鶏と生姜を入れひたすら煮た。
その間に、かつおぶし、塩かつお、酒、醤油を適当に加える。
次に巨大胚芽米カミアカリ(静岡松下カミアカリ24年産)を放り込み、さらに煮る。
カミアカリの食感がええ感じになるか?ならないか?は個々がお腹と相談してから喰う。
カミアカリの軍鶏スープ煮@登呂村ver。
手応えを感じた。
旨いものは絶対的に旨いと感じる。
誰が何を担うか?そんな役割なんて必要ない。
作りたい人が作り、食べたい人が食べる。ただそれだけ。
食べる作法や時間のルールもない。
むしろ食べながら口中でその頃合いを感じながら過ごすこと。
それが、すなわち生きること。
人は食べて生きてることで充分にその役割と使命を果たしている。
そんな思いが深くなった。
この旅はこれからもまだ続きます。
乞うご期待。
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登呂のええ感じ。 | |
弥生時代の遺跡、登呂遺跡から出土した土器、台付甕型土器。
一般的には・・・、
「炊く」とは、煮る、蒸す、焼くを連続的に行う複合加熱のことをいい、この技術が生まれるのは江戸の中期とされる。 登呂の人々は、この蓋のないこの土器でどんな風に米を調理していたか?
しかし実験してみて、「ん?」と感じた。 今昔で考えているような気がしてならないしと思えた。 それに、どこか上から目線な気がしたのだ。 それが違和感みたいなものとしての「ん?」だった。
弥生人の「ええ感じ」はぜんぜん違うところにあるんじゃないか? 大昔、静岡市駿河区登呂村に住んでいた大先輩の「ええ感じ」を探しに行く、教えてもらう気持ちを胸に、 この土器と付き合っていきたいと思っている。
はてさてどんな景色が見えてくるやら・・・。
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画像上: 棚田のイベントでごはん炊きをしたあとで、はじめて使ってみた。できたのはなんとリゾ。きもちアルデンテ。つまり炊飯的に言うところの早切れ。デンプンのアルファ化だけが答えじゃないはずだ!に気づく。 台付甕型土器レプリカ。美術家で陶芸作家の本原玲子さん製作。 表面に付いた煤がとても美しい。きっと使うことでどんどん美しくなっていく。道具としてのパーソナリティもどんどん出そうだ。
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たぶん14時から15時。 | |
歯磨きをしに裏庭へ。
細野さん 三時の子守唄 |
東北ロード1700キロ 8月8日〜9日 喜多方菅井さんの田んぼ | |
到着後、すぐに田んぼへ。
中村くんには旅の始まりからこの田んぼの話をしていた。
― 今年も量は獲れないですよ・・・と菅井さん。
携帯で藤枝の松下さんへ稲の画像を送ると、即座に返事が返ってきた。
― ウオ〜ッ!今年も切れておりますな。最高!!菅井さんにお伝えください・・・。
4日間走った東北ロード、中村くんにとってこの4日間はどんな時間だっただろうか?
そうだ、収穫の頃にまた南伊豆にも行かなきゃな。
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東北ロード1700キロ 8月8日 山形遊佐から福島喜多方へ。 | |
次の目的地を目指す前に見ておきたい場所があったので海岸へ。
釜磯海水浴場。
ここの砂浜には鳥海山の湧水がある。
砂の中から湧き出る真水。
そのとても不思議な光景は話しには聞いていたが実際に見て触れてみるまで信じられなかった。
離れがたい遊佐に別れを告げ次の目的地、菅井さんの待つ福島県会津喜多方市熱塩加納町へ。
山形内陸地方を行く。
途中、肉そばを食べるために大石田へ寄ったり、
強烈な睡魔に襲われ村山の道の駅で昼寝したり・・・。
生チョコ付きのカプチーノ旨かったな・・・
米沢を抜け、大峠を越え、熱塩加納町に到着したのは夕方5時過ぎだった。
夕日の美しい時間。
早速田んぼへ行った。
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画像上:今回の旅で印象深く網膜に残っている光景のひとつ。釜磯海水浴場へ至る道にて。
画像中:砂の中から湧く冷たい湧水でスイカを冷やす。黒く見える砂は砂鉄。
画像下:ひまわりの巨大迷路。道の駅「むらやま」にて。
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東北ロード1700キロ 8月7日 遊佐齋藤さんの棚田 | |
国道7号線を鶴岡から酒田へ北上。
標高150m、日本海を望む広大なロケーション。
標高が高いこと、良質であるけれど水温の低い鳥海山の湧水が水源であること・・・ ここの米(カミアカリ)食べたある人が、こんな風に表現したことがあった。
― ここは今回の田んぼ旅の、たぶんハイライトだぜ。
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画像上:標高150m 鳥海山麓の裾野、大棚田地帯の最上階。遠くに日本海が見える。
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東北ロード1700キロ 8月7日 山北の山田 | |
早朝から移動また移動でさすがに疲れ果て新潟三条で宿泊。
Tさんは全国的にも有名な養鶏家で全国にその卵のファンも多いと聞く。
栽培方法は農薬や化学肥料も使ういわゆる慣行栽培。
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画像上:笹川流れ
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