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執筆者プロフィール

白鳥和也

1960年静岡県生まれ。小説家・エッセイスト・自転車文学研究室主宰。
最近、念願の小説本『丘の上の小さな街で 白鳥和也自転車小説集』(えい出版社・えい文庫)を上梓。そのほか著書は『自転車依存症』『素晴らしき自転車の旅』(以上平凡社)』など。自転車の旅と書物と米のご飯をこよなく愛する中年男。
>自転車文学研究室ブログ

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其の九 握りめしのかたち 高ヒット
其の九 握りめしのかたち
2010/1/27 16:01  投稿者: yhonda (記事一覧) [ 4596hit ]
 弁当と並び、米飯野外食あるいは米飯携帯食の双璧を成すものは、言わずと知れた握りめしであろう。ああ、握りめし。恋しい握りめし。わたしゃ、握りめしが大好きだ。これほどよくできた持ち出し用ごはんの形態はほかにはない。  ま、あまり乱暴に扱うと形がつぶれてしまったりすることもあるものの、基本的に握りめしというものは持って出歩くことが楽である...
其の一 どんぶり的風景 高ヒット
其の一 どんぶり的風景
2010/1/19 10:45  投稿者: yhonda (記事一覧) [ 4586hit ]
米の飯が好きなのだ。それはもう好物というものにはきりがなく、どれが一番どれが二番、三番という順位をつけるのも難しいくらい旨いものがたくさんあるのだけれど、私の場合、それらの大半は御飯との組み合わせにおいて妙味を発揮するものなのである。 うな重なんてのも、その筆頭格にあたるもので、あのぷりぷりふわっとした鰻の身の食感や、甘辛いタレの得もい...
其の一一 変化の感覚 高ヒット
其の一一 変化の感覚
2010/1/27 16:31  投稿者: yhonda (記事一覧) [ 4508hit ]
 比較的最近買ったムック系の本で、庭園鉄道の世界を紹介しているものがあった。要するに庭園鉄道とは、鉄道模型の遊び方のひとつなのだけど、よくある鉄道模型本と違っているのは、インドアからアウトドアへ、レイアウトを引っ張り出そうと提唱していることなのであった。  鉄道模型なんて、ある種、その精密さにぞくぞくするようなものであるから、通常は運...
其の五 大飯食らいの伝説 高ヒット
其の五 大飯食らいの伝説
2010/1/27 0:39  投稿者: yhonda (記事一覧) [ 4384hit ]
  学生の頃、中央線沿線の国立というところに住んでいた。こくりつ、じゃなくて、くにたち、と読むのだ。昔はここに国立音楽大学という、その世界ではなかなか名門の私立大学のキャンバスがあった。何も知らなかった昔の私は、新聞の「私立大学応募状況」とかいう類の欄に、その大学の名前が出ているのを見て、なんで私学なのに国立なんだ?と思ったのである。&n...
其の八 カレーライスの殿堂 高ヒット
其の八 カレーライスの殿堂
2010/1/27 15:54  投稿者: yhonda (記事一覧) [ 4231hit ]
  外食をしているときはともかく、家で飯を食べていて、おかわりがいっさいできないと知ったとき、激しく落胆する食い物の筆頭はカレーライスである。近頃は、否応なしに中年であるし、できるだけ飯を控えるように努力してはいるのだが、カレーライスだけは、家で食べると、ついつい、たとえ皿半分であったとしても、おかわりしてしまうのであった。いそいそ自...
其の四 のんきな稲 高ヒット
其の四 のんきな稲
2010/1/27 0:37  投稿者: yhonda (記事一覧) [ 4100hit ]
 昨年、二〇〇五年の七月に、わが自転車の友、アンコメさんに誘われて静岡県中部のとある田んぼを自転車で見に行った。灼けるような暑い日だった。普通そういう日は自転車のツアー向きではないとされているし、熱中症にも充分注意しなければならないけれど、どうも私には暑い日に出かけたことが良く記憶に残るという傾向があるらしく、この日も、忘れがたい一日と...
其の七 アウトドア御飯の素 高ヒット
其の七 アウトドア御飯の素
2010/1/27 15:53  投稿者: yhonda (記事一覧) [ 4081hit ]
 自転車に限らず、野外で活動していると妙に腹が減る。自慢ではないが、腹が減ったら飯を食わないと収まりがつかないというのが、私である。ところが、飯というものは、野外でちゃんと食おうとしたらなかなか大変なのだ。そりゃ、お握りや弁当で米の飯を外に持ち出すことはできるのであるが、ほかほかの御飯となると、ことはそう簡単にはいかない。  この点、...
其の二 消えた空間 高ヒット
其の二 消えた空間
2010/1/27 0:10  投稿者: yhonda (記事一覧) [ 3944hit ]
  私もその一人であるわけなのだが、現在40歳以上くらいの人なら、おそらく多数が共有しているんじゃないかと思われる空間イメージがある。その空間は、四半世紀くらい以前なら日本のどこにでもあったし、いまだってすっかりなくなってしまったというわけではない。ただしだいぶ減った。われわれが生きてきた数十年足らずの時間経過のなかでも、かなり減った...
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