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8月29日号 米の花は可憐だ。の巻

 「ヒノの穂が出たよ」と松下くんから連絡が入り台風16号の影響で曇りのち雨模様の中、プロジェクトの主力品種ヒノヒカリの出穂した姿を見に出掛けた。前回訪れた時にはまだ茎の中にあった小さい穂が今はその生長し美しくなった姿を見せてくれている。早く出穂した個体ではもうところどころ花が咲いている。その白く可憐な花を見るにはこんな曇り日か早朝がいい。何ににも淀んでいない淡い黄緑色の穂と触れたとたんに壊れてしまいそうな小さな白い花グレートーンの空に映えるからだ。この花のいのちがたった2時間ということをご存知だろうか?このわずかな美しさを愛でる時だけは、これから実るであろう米の味や品質がどうなるのか?という事はどうでも良いことのように思ってしまう。しかし、おしべとめしべが受粉する大事な時だけは強風はご遠慮いただきたい。できることなら気を使ってそよ風くらいのサービスと洒落れこんでもらいたいものだ。「ねーどうだろう、16号くん


米の花


ヒノヒカリ2004

今回のNOISY(ノイジー)

※ノイジーとは・・・
このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。

水、H2Oである。この田圃の水は栃山川と呼ばれる大井川から取水される水である。今日の台風のように太平洋上の海水が暖められて生み出された湿った空気が大井川上流の日本アルプスにぶつかり上流に雨を降らせこうして用水路に運ばれこの田圃にやってくるのだ。水はその間に山や森にある様々な栄養分を溶かし込んで田圃に栄養を与えるのである。それは単なるH2Oではなくこの土地にしかないご当地の水なのである。
水、H2Oである。この田圃の水は栃山川と呼ばれる大井川から取水される水である。今日の台風のように太平洋上の海水が暖められて生み出された湿った空気が大井川上流の日本アルプスにぶつかり上流に雨を降らせこうして用水路に運ばれこの田圃にやってくるのだ。水はその間に山や森にある様々な栄養分を溶かし込んで田圃に栄養を与えるのである。それは単なるH2Oではなくこの土地にしかないご当地の水なのである。
2004年01月27日 [ 3676hit ]
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