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9月29日号 雨降って炉辺焼かな黄金晴 の巻
順延となっていた稲刈り会がまたもキャンセルとなってしまった!前日の28日(土)にまとまって降った雨のおかげで田圃は水浸し、とても稲刈りをする状況ではなく残念ながら今年の稲刈り会は中止となってしまいました。今回の稲刈り会には予想以上の参加希望者(なんと25名)があり気合充分でのぞむはずだった小生ではありましたが、お天とう様には勝ち目はありません。トホホホホ・・・・。

当日朝、松下くんから「見るだけ見に来たら」という電話が入り田圃へ出かけた。あたりはすっかり秋の田園風景、車窓から見える田圃は黄金色。松下くんが当店用に栽培してくれている田圃もひときわ黄金色に輝いて見える。このプロジェクトをはじめて2年、何の気なしに田圃の姿を見ては、ほんの少しその田圃の良し悪しを見分けられるようになった。「これはいけませんねー」とか「ここはいい仕事してますねー」なんて生意気に評論家ぶったことを車の中でブツクサ言いながら走るのを楽しんだ。今日もこうして車窓から見る松下くんの田圃は「けっこういいんじゃないの!?」という姿なのである。車から降り近づいて手にとって見る。実った米粒の張りもよく下葉の枯れ具合もバランスがとれている。松下くん曰く「穂の色の変化を目安に稲刈りのタイミングを計るんだ」「先の三分の一くらいがこんな具合の色ならもいいね」とレクチャーしてくれた。田圃さえ乾いていれば今日明日にでも稲刈りしてもいい状態だそうだ。

田圃の畔でいつものように長ばなしをしていると携帯電話が鳴った。電話の主は田植えの会の時の参加者で最後まで粘り強く補植していて「液体で実るわけじゃないんだからほどほどに・・・・。」と揶揄されたNさんだった。「天気いいみたいだけどやっぱりダメ?」彼もまたやる気満々だった一人で再度確認の電話だった。「残念会でもやろうか、家においでよ。」ともいってくれて、夕方4時頃からNさん宅にいそいそと出掛けたのである。画像はその残念会における「炉辺焼の図」である。

さて、いよいよ松下×安米プロジェクト米今年のメイン商品「晩生品種ヒノヒカリ」の当店への入荷である。残念ながら見ることができなかった稲刈りも台風明けの10月3〜4日に行い6〜7日に乾燥、籾摺り8日午前中に検査、午後入荷というスケジュールとなりました。はてさて小生の「温暖化による静岡晩生品種適地論!?」(仮称)は実証されるか!?否か。お楽しみに!

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粒に張りあり

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稲刈り日を計る

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炉辺焼

黄金原
黄金原
2002年01月14日 [ 3585hit ]
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