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6月9日号 田植え大会の巻
まずはご参加いただいた方々に4ファミリー13名の皆さんに感謝申し上げます。梅雨入り前の炎天下の中日焼けもものともせず泥まみれで奮闘していただきありがとうございました。

今年の田植えはなにやら忙しいらしい。その理由はサッカーマニアの松下くんならでは、ワールドカップサッカーのせいと思いきや予想以上の好天のため苗の成長が早く田植えのスケジュールが押しているらしい。そんな超大忙状態の中、我々のためにスケジュール調整してもらった松下くんに感謝します。そんな難しい合間をぬって田植えの手伝い(?)に出掛けることになったメンバーは当日の朝になっていっきに増え現場に到着する頃になったら大人7名子供9名の大所帯となっていた。天気もバツグンそうとう日焼けしそうな中、田植えは始まった。作業前に松下くんから簡単なレクチャーがあった。「長靴のない人は裸足で入ってくださいねー」「ただし、に血を吸われないよう注意してねー」おどろかされた参加者はビビリながら田圃へ突入して行くのであった。

田植えといっても我々の主な作業は補植作業。現代の田植えは大方田植え機で行い機械が入ることができない所やエラーしたところを手で植える。文章にすると「なーんだカンタンじゃねーか」と思うが実際にやってみるとけっこう集中力がいる。エラー箇所を見つけ、細かくなく大まかでない適度な空間を空けて捕植する。だいたい腕一本分くらいに空ける。そのくらいが稲の健康維持のため重要なのだ。欲をかいてたくさん獲ろうといっぱい植えると不健康な稲となり病気に対して弱くなったり、ひいては米そのものの品質低下という結果につながってしまう。病気になっても薬を使って直す稲ではなく病気にならない稲をつくる。これが無農薬栽培の基本中の基本なのである。だから欲張らないことが一番なのである。人の健康も社会の有様も同じなのではないかと思ってしまうのは小生だけではないでしょう。

「この苗は、酒米の山田錦の苗だよ」と松下くんから聞いた初参加のNさんは、目の色をかえて補植してるものだから「液体で実るわけじゃないんだからほどほどに・・・・。」なんて冗談をいいつつ午後4時に作業は終了した。帰宅の途につこうとしていた参加メンバーは、このままワールドカップサッカー対ロシア戦観戦(もちろんTV)に突入するにはまだ早すぎるという意見に、「日韓共催なのだから今日はビールに焼肉だ!」とあまり論理的ではないが説得力のある意見が体脂肪的に問題のあるTさんからの進言に全員納得して静岡市内のサッカー好きの韓国人経営の焼肉店に直行したのであった。ご存知のとうりこの晩のロシア戦は1−0で日本代表の歴史的ワールドカップ初勝利。今日はとっても充実した日を過ごせたことはいうまでもなく、松下くんと日本代表に感謝するのであった。


レクチャー


ヒル

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集中力

お手伝い
お手伝い
2002年01月14日 [ 3257hit ]
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