TOP  >  ankome通信  >  米屋のいい訳  >  明治維新と橋。
明治維新と橋。

 8月21日と22日にカミアカリツーリズム静岡藤枝で訪ねる場所を少しだけ教えちゃいましょう。その5です。

 

 牧之原開拓の祖、中條景昭(ちゅうじょうかげあき)像のある記念公園からは対岸の島田藤枝側まで徒歩で川を渡ります。
 現在、大井川にかかる橋はいくつもありますが、その中でももっとも有名なのは、やはりこの蓬莱橋。世界一長い木造歩道橋(897.4m)としてギネスブックにも認定されています。
 じつはこの橋、明治12年牧之原開拓を簡便にするために作られました。明治維新によって旧幕臣の失業、川越制度の崩壊に伴い島田金谷両宿の川越人足の失業など大量の失業者の雇用を牧之原開拓が担ったというわけです。蓬莱橋はその開拓事業のための重要なインフラ整備だったのです。今は静かに佇んでいる風情のある橋ですが、歩きながら往時を想像してみたいものです。

 

画像:東岸から西岸を望む。橋の向こう側が牧之原台地である。

2010年08月17日 [ 4032hit ]
このページを印刷
カテゴリ内ページ移動 ( 649  件):     1 ..  550  551  552  553  554  555  556  .. 649