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第3回 カミアカリの素顔(2)

「栽培はコシヒカリそのものだね」
開発途上の2001年9月はじめてKH-1(後のカミアカリ)のことを知らされた時に、私は松下さんに聞いたことがある。「生育特性や栽培のスケジュールなんかはどうなんだい?」その答えが、これであった。

 

 コシヒカリの突然変異として発見され育種された巨大胚芽米カミアカリ。品種登録のために、農林水産省に提出した2003年のコシヒカリとの栽培比較のデータは以下の表のとおりで、栽培段階においてもコシヒカリほぼ同じ生育特性であることが確認されています。

 ちなみに、今年2006年(平成18年)では8月3日に出穂しました。画像はそれから3日後の8月6日の早朝の様子です。健康状態も良好でカメムシなどの害虫の被害もなく、生育状況は順調そのものです。

<カミアカリとコシヒカリ生育特性の比較>

  カミアカリ コシヒカリ
出穂期 8月2日 8月4日
成熟期 9月12日 9月14日
稈長(cm) 81.7cm 83.1cm
穂長(cm) 18.4cm 19.3cm
穂数(本/株) 18.8本 19.3本
精玄米重(kg/a) 48.4kg/a 50.6kg/a
千粒重(g) 19.5g 19.9g


2003年松下圃場において5月22日移植(50株/坪)有機栽培(有機JAS認定)によるもの。

2006年08月15日 [ 3255hit ]
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