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旅する羽釜 ハワイ旅 5【最終回】

 

2017年5月20~25日、ハワイ州ホノルルにある日本米専門店「The rice factory honolulu」で、巨大胚芽米カミアカリの試食会のため羽釜スイハニング(炊き)してきました。これはそのレポートです。


スイハニング旅の相方、田中隊員の本業は地質と防災。
じつは火山と津波の経験豊富なハワイ島へ行く計画をしたのは彼だった。
ハワイ島2日目、「地質屋がマウナケアとキラウエアを見ずして帰れるか!」ということで朝から活動開始。

その前にヒロのパシフィックツナミミュージアムへ。
ハワイ島は過去何度となく津波の被害に遭ってきたこと初めて知った。
にもかかわらず防波堤など街を守る構造物らしきものが見当たらない。
住民の高台移転などは進んでいるようだが海辺の旧市街は今も変わらず古き良き時代の風情を残している。
そこで日頃から防災研究を生業としている田中隊員が代表者と思しき人物にこんな質問をした。
「なぜ防波堤などの構造物がないのですか?」すると、こんな答えだが返ってきた。

「津波の発生域が近海ではないからPTWC(太平洋津波警報センター)からの警報で事前に避難できるんだよ。それにハワイは観光の島だからね・・・」

近海で津波が発生する日本ではハワイ島のようにはいかない。
しかし近年、日本も観光の島として海外から多くの方がやって来るようにもなってきた。
「美しくして!」と、初日ファーマーズマーケットで主催者から言われたことを僕も田中隊員も思い出していた。
景観と安全。両立する着地点とは?宿題をもらった気がした。

午後からは、いよいよマウナ・ケアとキラウエアボルケーノへ。
マウナ・ケアはクルマが4WDであれば頂上まで行けたのだが残念ながら普通車ではNG、標高2800メートルの中腹になるビジターセンターからマウナ・ロアを一望できる小山までトレッキングすることにした。富士山と同じ火山礫のトレイルの両側に少ないながら草木がある。低緯度だけあって森林限界が高いことを意味していた。乾いた空気のおかげでマウナ・ロアの緩やかな稜線が遠くまで見渡せる。その雄大な景色を眺めながらランチをした。

麓へ降りると雨が降ってきた。交通量のある片側2車線の街道を通ってキラウエアボルケーノへ。
国立公園内にあるボルケーノクレーターの見える火山観測所は時折オレンジ色の噴出する溶岩が見えるビューポイント。到着早々、その壮大さに圧倒されつつも、面白いことが頭に浮かんでしまった(ニヤっ)

クレーターを巨大釜戸に見立てて羽釜を撮る!

ところがなかなかいい場所が見つからない。それに天気が不安定でクレーターが見えたり隠れたり、思いどおりの絵がなかなか撮れない。あきらめて帰ろうとした時、駐車場の奥に一本のトレイルを見つけた。観光客もほとんど来ない閉鎖中のトレッキングコースの入り口だった。そこには誂えたかのように杭が一本立っていた。その上に羽釜を置くとこれがピッタリ!こうして撮ったのが上の画像。

flying hagama meets grand kamado!
旅する羽釜、超巨大釜戸に会う!

宿舎戻ったのは7時過ぎ、すっかり遅くなってしまった。
今宵もさっそくスイハニング。昨日買ったオーガニック玄米。
炊き上がったらさっそくテイスティング。
粘りちょっぴり、あっさり滑らかな食感、大粒でほどほど風味のある玄米。
山へは行かず宿舎でのんびり過ごしていた高部さんが半日かけて作ったスペシャルカレーにぴったり合う。
ワインは白。地元野菜のサラダといっしょに空っぽの胃袋へ。

こうして5日間のハワイスイハニング旅が終わった。
今は夜な夜な、このレポートを書きながら次はどこへスイハニングの旅に出掛けるだろうかと夢想中。
米と水さえあれば、たいがいどこでも美味い飯がスイハニングできる。つまり生きていける。
けれど羽釜がいっしょならさらに楽しい。旅する羽釜、どこへ行く?

おしまい
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画像上:旅する羽釜、超巨大釜戸に会う!キラウエアボルケーノ。
画像中:波乗りするウミガメと人魚がパシフィックツナミミュージアムのモニュメント。
画像下:マウナ・ケア中腹よりマウナ・ロアを望む。

2017年06月16日 [ 363hit ]
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