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カミアカリ×KIWI@日本橋

 

 

先週の土曜日(10/31)東京日本橋にあるキッチンギャラリーKIWI主催で玄米食専用品種「巨大胚芽米カミアカリ」のワークショップをやってきた。
参加者された12名のお客様は、いつもこのキッチンで行うお料理を学んでいる生徒さんが半分、カミアカリのことを聞きつけて参加された方が半分だった。

 

カミアカリのプロフィールを説明した後、さっそく下準備にとりかかる。
3人で一つの土鍋を担当していただき、計4個の土鍋でカミアカリを炊く。
まずは準備しておいた浸漬済みのカミアカリを炊きたい分、計量カップを使わず手で取ってもらう。
次に水加減。お米(浸漬米)の重さを計る。
その重さの1.3倍(130%)の重さの水が水加減の基準となる。
(この日持ち込んだ27年産松下カミアカリ、130%だとやや柔らかく炊ける)

 

準備ができたら、いざ点火。最初から強火でGO!
4つの土鍋は炊飯量の違いがあれど、だいたい7~10分で沸騰。(理想的~)
沸騰を確認したら10の3くらいの火加減でコトコト煮ていきます。
この時、水分たっぷりの土鍋から湧き立つ湯気の香りを記憶します。
そこから約25分くらいすると土鍋の中の水分が減り、中から香ばしい香りが出てきます。そこが消火ポイント!
ところが今回はなかなかその香りがしてこない・・・(焦)
そこで土鍋の中をチラ見。(ワークショップで時々やるとウケます)まだ水っぽい・・・。
それから5~6分でようやく香ばしい香りがして消火。あとは蒸らし15分。

その15分間でキッチンギャラリーKIWIの料理研究家スヌ子さんが
事前に炊いておいたカミアカリを使いお料理2品をご披露してくれた。

 

①揚げカミアカリとソーセージのサラダ
タイのネームクルックという発酵ソーセージのサラダの中のナッツを揚げたカミアカリを見立てた一品。
まずは、レモン汁、ナンプラー、砂糖、つぶしにんにく、乾燥唐辛子を合わせた汁に縦半分に切ったソーセージを
ポリ袋に入れて馴染ませておきます。
その間に炊いたカミアカリ一口大に軽く握りこんがり揚げる。
食べる前にサラダ用に刻んだお好み野菜とこれらを混ぜるだけ。
カミアカリのナッツのような食感と風味が際立ち、アジアンテイストに見事にマッチしてます!

②カミアカリの豆乳ポタージュ
見るからに、これから寒い季節に温まりそうな一品。
鶏挽肉と刻んだえのき茸に塩麹で合わせものを鍋に入れ、沸騰させてから炊いたカミアカリを加え煮込む。
食べる前に豆乳を加え出来上がり!超簡単なのにカミアカリの滋味溢れた栄養たっぷりのポタージュです。


お料理が出来上がったところでカミアカリも蒸らし完了。さっそく試食です。
日頃玄米を食べつけている方も、トウモロコシのような香りとプチプチ食感は初体験の様子、
とくに、ほんのりとコゲた部分のチョコレートのような香りには声を出して驚かれてました。
水加減と火力の関係で全体にちょっぴり柔らかめの仕上がりでしたが、4釜ともちゃんと炊けてました。

少し多すぎかなと思って用意してきた即売用カミアカリ(有機米松下カミアカリ500g)もあっという間に完売。
コンパクトなワークショップながら参加された方々も満足の表情、充実した会を行うことができました。


参加者の皆さん、
キッチンギャラリーKIWIの畠山さん、スヌ子さん
サポートの田中さん、
ありがとうございました!

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2015年11月03日 [ 3557hit ]
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