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雨

 以前にも何度かご紹介している我が家の田んぼ。マイリトルライスフィールド。そこで栽培しているカミアカリも、ついに出穂(しゅっすい)しはじめそうです。
 一週間位前に観察したら茎が臨月のように膨らんでいたから、そろそろかと思っていました。この直前の感じワクワクします。明日の朝には穂が見られそうです。
 今日は久しぶりの雨、その雨の水滴がとあいまってたいへん美しい姿です。

2010年07月29日 [ 4345hit ]
いにしえのハイウェイ。
いにしえのハイウェイ。

 藤枝島田方面の配達帰りに、来月行う「カミアカリツーリズム静岡藤枝」のための調査で六合駅から藤枝駅間の旧東海道を歩いた。電車に乗ればたった3〜4分だけど歩くと1時間半。水筒を鞄に入れ、気温36度、濃密なショートトリップだった。


 このルートはかつてのハイウェイ。旧東海道であるから、その時代の遺構がそここにある。とくに今回は、この地域の水に関わる遺構が発見できたのが大収穫であった。それは千貫堤の遺構と、その資料館。
 かつてこの地域は大井川の氾濫原であったことから、土地の改良が地域の歴史そのものでもあった。まさにそれをまじかで見ることができる場所を発見できたのでした。


 「カミアカリツーリズム静岡藤枝」只今準備中。もうちょっと待っててください。面白い旅が作れそうです。

 

画像上:上青島付近

画像中:岩田神社境内

画像下:六地蔵交差点。右、藤枝市街地。左、旧東海道江戸方面。

2010年07月28日 [ 4087hit ]
反省会。
反省会。

 第7回カミアカリドリーム勉強会から1週間、今晩はついさっきまでコアメンバーによる反省会だった。初参加のメンバーの新鮮な意見。最初期から関わってるメンバーの本質をついた意見などなど。たくさんの反省点が出、解決策も同時に議論された。
 利害の利の字もない人間達が自分ごとで関わっているこの気風が、この勉強会の最大の魅力だと思う。


 「こんな経験、ふつうに暮らしていたらぜったいありえないですよ。だから楽しいし、関わりたいんですよ・・・」。帰り際、メンバーの中に、そんな風に言ったヤツがいた。


 また別のメンバーは、こんな風に勉強会を表現した。
 勉強会はテーブル。ツーリズムをやりたい人はツーリズムを持ち込んでみる。商品開発をやりたい人はプランを持ち込んでみる。学術的な研究をしたい人は勉強会でそう呼びかけてみる。いろいろな人が持ち寄りで皿を並べ、食べたい人が食べたいものに手を伸ばす。「おいしいね」とか「作り方は?」みたいな話の輪がそれぞれできる、といったイメージ。

 テーブルを設置した人は、テーブルをひとりじめする人に注意したり、お腹壊しそうな皿を下げてもらったり、何にもないときには自分で少しのっけるとか・・・。誰のものでもないカミアカリは、誰のものでもあるわけで。自分なりのカミアカリとの関わりを見い出してもらえる場として勉強会はあり続けたらいいと思う・・・。


 勉強会にとって次の仕事はツーリズム。8月21日〜22日に行う実験的な試み。カミアカリが生まれた土地と人を訪ねる旅をするプラン、「カミアカリツーリズム静岡藤枝」である。今そのための準備を、仲間達と着々と進めている。もう少しでご報告できると思います。

2010年07月27日 [ 3825hit ]
日曜日。
日曜日。

 久しぶりに寝坊。

 軽い朝食後、思いついたようにゴム草履をひっぱり出して、車を洗う。

 ほどなく、娘がステンドグラス体験に行きたい云い、丸子にある匠宿へ洗ったばかりの車で向かう。

 思いのほか人出が少ない。皆ガンダムへ行ったと推測。

 初めてのステンドグラス作り体験は約2時間で完成。娘は大満足。

 空いたお腹に、となりのピザの店でマルゲリータを補給。美味。石釜が熱かった。
 帰宅後、自転車の整備。破れていたバーテープを新品に張り替える。色はコルク色。

 夕刻、少しだけ郊外を走る。自転車で。まだ暑い。
 竜馬伝を観た後、借りている「雲のうえ」を読む。写真がいい。文章がいい。
 眠くなる前に、この文を書いている。

2010年07月25日 [ 4065hit ]
更新再開。
更新再開。

 カミアカリドリーム勉強会の準備等で多忙な日々を送っていたこともあり、ついついウェブサイト、とくにこのコンテンツの更新が滞ってました。ゴメンなさい。遅まきながら、ようやく今日あたりから、体も心も普段のそれに戻ってきましたので、ボチボチと更新再開したいと思います。また見てください。そしてコメントもよろしく。

 

画像上:旧東海道、宇津ノ谷峠、明治の隧道岡部側。(19日のカミアカリツーリングにて)

画像下:藤枝の空。。(19日のカミアカリツーリングにて)

2010年07月23日 [ 3643hit ]
スイハニングatキヴィス
スイハニングatキヴィス

 ちょうど一週間前の7月4日(日)山梨県笛吹市にある喫茶キヴィスでのESI(エクストリーム・スイハニング・インターナショナル)のミッション。楽しかったな〜。
 
 参加されたのは、喫茶キヴィスに縁のある食べること大好きな面々。歩いて1分のご近所の方から、遠くは中央高速ぶっ飛ばして滋賀県から参加された方まで総勢20名。ESIとスイハニングしたいと集まっていただきました。ありがと〜。

 

 前夜の土砂降りも嘘のよう、早朝から夏のような茹だるような天気の中、喫茶キヴィスに2階特設会場で、大汗かきながら参加された皆さんとスイハニング。いつものように土鍋×4セット&羽釜×1という布陣。しかも今回のミッションは、ワークショップ形式。ちょっとだけウンチク付

 そんなわけで、重さで調整する水加減のしかたや、鍋から出る湯気の形や色、香りで鍋の中を想像しながらする火加減など、簡単なレクチャーを交えつつも、まずは五感をフル活用してプロセスを楽しみことに徹してもらった。

 

 炊き上がったご飯は、白米4種と玄米1種。それぞれが全く異なるキャラを持つ米を炊いてもらった。
 「一般的にはこれ美味しい米じゃないんだけどね・・・」と、ご紹介する米もあえて忍ばせた。
 「でもね・・・こういう炊き方すると、きちんとキャラが立ってこれはこれで、悪くないでしょ。そこが面白いところなんですよ・・・」。

 

 日頃、お茶碗一杯しか食べない方が、軽く3杯食べていた。これが、スイハニングの面白さというかマジック。語れば理屈はあるけれど、その前に楽しんでしまうのがESI流。
 こだわらないで、まずスイハニング。面白がるのが一番。今回も本当に楽しませてもらいました。

 キヴィスさんありがとね〜。また出動要請待ってま〜す!
 

<ESI隊員ミッション報告書>

コタニ隊員

スジ隊員

オオツカ隊員

2010年07月11日 [ 4533hit ]
お中元、やってます。
お中元、やってます。

 今まさにお中元シーズン真っ盛り。でもアンコメのお中元シーズンはこれからなんです。あまり大々的に宣伝していないせいでしょうね。毎年、世の中がひと段落した頃から、パラパラとご注文いただくのです。


 ご注文いただく商品の中で一番多いのが、通称「おまかせギフト」。お客様から、ご予算と差し上げる方のイメージを聞いてアンコメにある450アイテムの商品から、あれこれ選んで箱詰めします。最近は少量のお米(静岡産米)と、それに合う静岡ならではの商品との組み合わせや日ごろ食べて気に入ってる商品を詰め合わせするというスタイルが多いですね。

 

 「夏のギフト・・・どうしようかな・・・?」と、お困りの方はご相談ください。ちょっといいお中元、夏のギフトを、アンコメならではの祝い米でテイストでオリジナルギフトをお作りします。
 

2010年07月07日 [ 5391hit ]
物差し。
物差し。

 平野さんのサイト「脳内探訪」で紹介された物差し。たぶん昭和30年代の安東販売所(当時のアンコメ)がノベルティとしてお客様に配ったもの。平野さんが大事にコレクションしていただいたおかげで、見るからに良い保存状態。うれしいです。

 

 ところで、裏面に書かれた取り扱い商品、お米だけでは厳しく、色んなものを販売していた時代です。今のアンコメの原点はここのあります。これを見ていると、昭和38年生まれの店主には、その当時の風景が思い出されます。

 

【米】

当時の玄米は麻袋かカマスという名前の藁袋に入れられて入荷していました。また精米したお米は2重にした茶色の紙袋に入れ、輪ゴムでしばっていました。そのしばりっぷりが、上手で、しかも早い方が手伝いに来てくれていました。あの女性の名前は・・・?


【麦】

今でも商品としてある、ビタミンが添加された麦、ビタバレーの黄色いパッケージが目に焼きついています。


【お茶】祖母が店の隅のほうで、お茶の小売をしていました。茶箱からお茶を小ぶりのスコップすくって紙の袋に入れている姿を今でも覚えています。その当時の計りや茶箱などの道具が今でも倉庫にあります。


【燃料】

当時は薪や炭。その後、おが屑を固めたオガライトや練炭、そして昭和50年代灯油に変わっていきました。


【小鳥の餌】

この当時、小鳥を飼うのがブームになったような気がしています。後にペットフード全般を販売した時期もありました。

 

 一本の物差しが、時代を映していますね。少し目頭が熱くなりました。ありがとう!平野さん。

2010年07月06日 [ 4066hit ]
マイ リトル ライスフィールド。
マイ リトル ライスフィールド。

 松下のプレゼント。僕専用の小さな田圃。育っているのはカミアカリ

 最近までなかなか根付かなかったのは、カミアカリの性格。場になじみ、安心して根を付くまでかなり慎重。人にたとえるなら、腑に落ちるまで時を待つというタイプ。どんな場でもなじみ、即応性の良いタイプではけっしてない。だけど、どんな場でもなじもうとする努力はおしまないし、必ず根を張り、それなりの結果を出す。それは、どこか自分に近いような気がする時がある。もっとも僕の場合は、たんなるメモリー不足だけかもしれないが。

 

 ある日、急に力強い姿になった。日当たりの良いところへ移動したせいもあろうが、我が家へやってきたばかりとは、葉色といい、姿といい明らかに違い、生命力が満ち溢れているように見える。「根が付いた。」そう思った。

 

 待てば海路の日和あり・・・。時間とは偉大だなと、つくづく思う。

2010年06月04日 [ 3857hit ]
沸点93℃のフリースイハニング。
沸点93℃のフリースイハニング。

 山梨県清里、KEEP協会清泉寮で行われた良い食品づくりの会主催の「良い食品博覧会5月29・30日)」で、ご飯炊きのワークショップをやってきました。

 今回は初日と2日目の2回、多くの来場者にご参加いただきました。昨年の経験を踏まえ、準備万端で望んだおかげか、充実したワークショップにできました。

 

 そうは云っても、清里は標高1000米以上の高所、飯炊きには厳しい場所であることは否めません。沸点を確認するために今回は温度計を持参し、ワークショップが始まる前に片手鍋で水を沸騰させたら、なんと93℃!。事前に計算していた数値(97℃)を大幅に下回る水温だったのです。
 そこで予定していた炊飯フローを見直し、あえて多くのオコゲを作るような作戦に変更したのです。水がある間は釜の中は93℃ですが、水がなくなりブツブツ云う頃以降の温度上昇と土鍋の蓄熱力に期待したのです。
 結果は上々。欲を言えばきりがないのですが、予想以上の炊き上がりでした。逆に、日頃生活している世界(沸点100℃)のありがたみを、参加された方々は実感されたのではないでしょうか?

 どんな場でも、そこにある米、そこにある水、そこにある道具を受け入れ、それを楽しんで炊く。これが、アンコメの提唱する「フリースイハニング」です。今回も沸点93℃でフリースイハニング(炊飯ing)ができたと実感しています。あァ面白かった!

 

<謝辞>
 ご参加いただいた皆様、良い食品づくりの会の皆様、多大なるサポートと愛情に満ちた応援に感謝致します。またこのような機会を作っていただいた青山さん、当日お手伝いいただいた堀田さん、ありがとうございました。

2010年05月31日 [ 4351hit ]
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